「雨が降る前になると頭が重くなる」「台風が近づくと決まって調子が悪い」——季節の変わり目や天気がぐずつく時期に、こうしたお悩みをうかがうことが増えます。天気の変化で起こる頭痛は、いわゆる「天気痛」と呼ばれることがあります。
この記事では、天気と頭痛のつながりとして考えられていること、つらい日の過ごし方、ふだんからできる備えを整理しました。
天気が変わると頭痛が起こるのはなぜ?
天気の変化にともなう頭痛については、気圧の変化が関係しているのではないかと考えられています。気圧が下がると、体が受ける圧のバランスが変わり、自律神経の働きや体の調子に影響することがあるといわれています。
また、天気が崩れる時期は、気温や湿度の変化、寝不足、気持ちの張りつめなど、いくつかの要素が重なりやすいものです。頭痛の感じ方には個人差があり、原因を一つに決めつけられるものではありませんが、「変化が続くと体に負担がかかりやすい」と考えておくと、備えにつながります。
天気痛が起こりやすいタイミング
あくまで一般的な傾向ですが、次のようなタイミングで不調を感じる方が多いようです。
- 雨が降り出す前、天気が下り坂に向かうとき
- 台風や低気圧が近づいているとき
- 梅雨や季節の変わり目など、天気が不安定な時期
- 気温が大きく上下する日
ご自身がどんな日につらくなりやすいかを、手帳やスマートフォンに簡単にメモしておくと、傾向が見えてきて備えやすくなります。
つらい日を少し楽にする過ごし方
1. 無理をしすぎない
調子が出にくい日は、予定を少しゆるめにするだけでも体はいくらか楽になります。「今日は控えめに」と決めておくことも立派な対処です。
2. 首・肩をあたためて休める
首の後ろから肩をあたためると、こわばりがゆるみやすくなります。蒸しタオルやぬるめの入浴で、体をあたためてみてください。
3. 睡眠と食事のリズムを整える
寝不足や空腹は、頭痛のつらさに影響しやすいといわれます。天気が崩れそうな日ほど、いつも通りの生活リズムを意識してみましょう。
4. 静かな環境で休む
光や音がつらいと感じるときは、少し暗く静かな場所で目を閉じて休むと落ち着きやすくなります。
頭痛薬を使うときは
市販の頭痛薬を使う場合は、用法・用量を守ってご使用ください。飲む回数が増えてきた、以前より効きにくいと感じる、といったときは、薬剤師や医療機関にご相談ください。詳しくは頭痛薬との付き合い方の記事もご覧ください。
ふだんからできる備え
- 睡眠・食事・入浴など、生活リズムをできるだけ一定に保つ
- 首や肩をこまめに動かし、同じ姿勢を続けすぎない
- 体を冷やしすぎない工夫をする
- 頭痛が起きた日と天気を記録して、傾向をつかむ
体の土台となる姿勢や体の使い方も、こわばりのたまりやすさに関わってきます。首・肩のこりが気になる方は、首こり・肩こりから起こる頭痛の記事もあわせてどうぞ。
医療機関への相談を考えたいとき
次のような場合は、まず医療機関(脳神経内科・脳神経外科など)へのご相談をおすすめします。
- これまで経験したことのない、突然の激しい頭痛
- 手足のしびれ、力が入りにくい、ろれつが回らないなどをともなう
- 発熱や嘔吐、意識がぼんやりするなどをともなう
- 頭痛の頻度や強さが、これまでと明らかに変わってきた
整体は医療行為ではなく、病気の診断や治療を行うものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。